Form 1120 と pro forma 1120:同じ申告ではありません
要点まとめ(TL;DR)
同じ様式番号でも、中身はまったくの別物です。 本来の Form 1120 は米国の法人所得税申告書 — 財務情報を完全に記載し、課税所得と納税額を計算し、ほとんどの法人が e-file で提出します。pro forma 1120 は、その様式を表紙としてのみ使うものです。名称、住所、EIN、上部に「foreign-owned U.S. DE」と記載 — 所得も税額もなし — Form 5472 の添付先を用意するためだけに存在します。外国人所有の単一メンバー LLC が提出するのは pro forma 版で、郵送またはファックスによります。
そもそも、なぜ disregarded LLC が「法人」の様式を提出するのか?
Form 5472 は単独では提出できず、申告書に乗せる必要があるからです。disregarded entity には自前の申告書がないため、規則は最小限まで削ぎ落とした 1120 をその運び手として指定しています。それが pro forma 1120 のすべてです。申告の包み紙であって、税額計算ではありません。これを提出しても LLC が法人になるわけではなく、法人税を負うわけでもありません。
並べて比較
| 本来の Form 1120 | pro forma 1120 | |
|---|---|---|
| 誰が提出するか | C-corporation(および法人課税を選択した LLC) | 外国人所有の disregarded LLC |
| 内容 | 所得、控除、税額計算の完全版 | ヘッダー情報 + 所定の記載事項のみ |
| 納税額 | 計算され、納付が必要 | なし — 何も計算されません |
| Form 5472 の役割 | 該当する場合に添付する別表 | この申告の目的そのもの |
| 提出方法 | ほとんどの法人が e-file | 郵送またはファックスのみ |
| 一般的な作成形態 | 法人申告の受任業務 | 定額料金の 5472 パッケージ |
混同はどこでお金を失わせるのか?
2 つの方向があり、どちらも高くつきます。過大方向: セラーが総合系の事務所に「1120 を」と依頼し、法人申告のフルの受任として見積もられ、表紙にすぎないものに法人申告の料金を払ってしまう。過小方向: 実際には法人課税を選択している LLC が pro forma の殻だけを提出し、本来の所得税申告書が未提出のまま残ってしまう。提出手順も異なります。pro forma のパッケージは、本来の 1120 が使う e-file の経路ではなく、専用の IRS 宛先へ郵送またはファックスで送ります。
自分の LLC がどちらを提出すべきか、どう判断する?
3 つの質問で決まります。
- LLC は法人課税を選択したか(Form 8832)? はい → 本来の 1120。
- 外国人オーナーの単一メンバー LLC で、選択なしか? → disregarded entity → pro forma 1120 + Form 5472。
- メンバーが複数か? → まったく別の制度 — パートナーシップの申告であり、1120 ではありません。
標準的な単一メンバーのワイオミング LLC やデラウェア LLC を持つ越境 e コマースセラーの大半は、ケース 2 にきれいに当てはまります — 定額 $349 の申告サービスであって、法人申告の受任業務ではありません。
公式参照: IRS — About Form 1120 · IRS — Instructions for Form 5472。
本記事は一般的な情報提供であり、税務上・法律上の助言ではありません。エンティティの分類は選択と事実関係によって決まります — どちらの版を提出する場合も、事前にご自身の分類をご確認ください。
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